そして出産へ…
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「重度の乏精子症の私が子どもを授かるまで」シリーズVol.8(最終節)
流産から半年後
流産(前回の記事参照)は、悲しい経験でしたが、夫婦の絆を強めて2回目の妊娠にチャレンジしました。
実は、前回の妊娠に至る過程の顕微授精により、2つの受精卵ができていました。
図の右側は前回の妊娠で使用し、左側は2回目の妊娠チャレンジに使いました。
産まれる1年半前に描かれた今の娘の似顔絵です。
つまり、この子は凍結胚となり1年近くじっとそのときを待っていたことになります。
2回目のチャレンジはとても順調に進み、無事に心拍も確認できました。
そして、クリニックのお医者さんの許可が出るとその妊娠に関しての不妊治療は卒業となり、妊婦として産婦人科に移ります。
1回目が山あり谷ありでいろいろ経験させてもらって慣れていたこともあるかもしれませんが、2回目のチャレンジはほんとに何事もなく無事に出産までたどり着いたという記憶しかないです。
妻は里帰り出産を選択しました。
そして、最後の最後にひとつハプニングが起こることになります。
予定日10日前に妻がインフルエンザに!
妊娠中順調にいき過ぎたツケが来たのか、予定日の10日前に妻がインフルエンザA型に感染し高熱を出してしまいました。
離れていることもあり、私も多少の動揺はありましたが、胎児には問題なく妻の症状も数日で退いたのでひと安心でした。
むしろ、出産前に治るタイミングで良かったねと話していました。
胸を撫で下ろして数日後…
予定日4日前のことでした。
普段と変わらぬルーティンの夜の電話を切り、眠りに就く私…
深夜3時に妻から電話が!
妻「破水したから今から病院行く。
でも焦らなくていいからね。
ちょっと熱があるっぽいけど、破水したからだと思う。」
私「わかった。」
妻の母は、初産で妻を産んだ際、破水から出産までほぼ丸1日かかっていました。
さらに、妻の妹も、妻より先に出産を経験していますが、同様に初産で丸1日かかっていました。
そのことを知っていたので、私の計算では、
24時間で産まれるとして、
移動に3時間ちょっと、
朝まで寝て諸々準備して出発しても産まれる半日前には妻の元に着ける。
どうせまだ新幹線も動いてないし。
そう思い、寝る。
すると、
朝6時に妻の母から電話が!
妻の母「なんか早めに産まれそうな感じだから来れる?」
私「えっ、わかりました。
すぐ出ます。」
急いで支度して出発する私…
そして新幹線の中で、降りてからのあらゆるルートを調べ、少しでも早く到着できるよう計算。
そのとき…
妻の母から電話が!!
妻の母「産まれたよ!」
はやっ!!(゜ロ゜;ノ)ノ
新幹線に乗ってわずか1時間の出来事でした。
そしてそれは破水から4時間ちょっとというスピード出産!!
しかも妻とも子どもともすぐには会えないとのことだったので、もう急ぐ必要はなくなり、新幹線を降りてからは一番安い方法で産婦人科へ。
そこでまず妻の母と対面。
衝撃の事実を知らされます。
妻の母「あの子ね、インフルエンザにかかってたみたい」
私「えっ、それは先週の話でしょ!?」
妻の母「いや、それはA型で今回はB型。
あの子は破水したからしんどいと思ってたみたいだけどね。
それでね、インフルエンザとかになると、身体が異物を排除しようとするでしょ。
先生が言うには、その力の影響で早く産まれたんじゃないかって。」
そんなことあります?!
それで母子ともに隔離状態で、すぐには会えなかったというわけです。
娘はしばらく保育器でしたが、妻より先に私が抱っこさせてもらいました。
その後、ようやく妻とも対面し、ひとまず労います。
母子ともに回復を待って妻が娘を抱っこできたのは丸2日後のことでした。
今後の予定など
これで、「重度の乏精子症の私が子どもを授かるまで」シリーズはおしまいです。
8回に渡る長編でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
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そして、ブログを始めて11日目、なんと昨日
1日50PV
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記念として、明日は、今回のシリーズで引用させてもらった妻のInstagramをまとめた動画が5本あるので、そちらをご紹介したいと思います。
明後日からはまた次のシリーズにいきたいと思います。
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