サッカーおやじの妊活&子育て奮闘記

男が家族のためにできること

男性不妊に必要なメンタル

「重度の乏精子症の私が子どもを授かるまで」シリーズVol.3

 

 

男性不妊特有の悩み

 

男性の方、もし自分の精子の数が少なかったり質が悪かったりして、それが原因で子どもができなかったらどんな気持ちですか?

 

女性の方、自分のパートナーがそうだったらどんな気持ちですか?

 

 

恥ずかしい

 

 

個人的には、これが男性不妊の発見を遅らせたり、夫婦が自ら自分たちを苦しめたりしてしまう原因だと思っています。

 

だれしも多かれ少なかれ、マイナスだと感じる悩みやコンプレックスはあると思いますが、それはひとりひとりにある特徴のひとつなので何も恥じることはないです。

 

それは男性不妊も一緒で、簡単には子どもができないからこそ、妻の気持ちを人一倍考えることができたり、運良く授かった子どもに人一倍愛情を注いだりできるんだと思います。

当たり前のことを当たり前じゃないと感謝できるんだと思います。

 

大切なのは「相互理解」

 

しかし、そうは言っても当然、美しい物語ばかりじゃないです。

 

顕微授精による不妊治療を開始した私たち夫婦でしたが、やはり大きな問題がいくつかありました。

 

ひとつは心の問題

 

射精可能な乏精子症の場合、夫がやらなければならないのは採精のみ。


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DVDの選択にクリニック側の操作があったかどうかは不明ですが、シャーレに射精したらそれで終わり。

 

あとはすべて、

 

食事制限も、

投薬も、

副作用で気分が悪くなるのも、

不安になったりイライラしたりするのも、

男のお医者さんの前ですっぽんぽんで股を広げるのも、

 

ぜーーーーーんぶ妻の仕事です。

 

夫の不妊症が原因なのに、苦しい思いをするのはいつも妻。

 

これがきっと多くの男性不妊の夫婦にとってのメンタル的な壁なんだと思います。

 

もちろん私もそうですが、「申し訳ない」と思えば思うほど、卑屈になるし発言も行動も後ろ向きになってしまいます。

 

それは最悪の場合、離婚やどちらかの浮気の原因になってしまいます。

 

だからこそ、私が心掛けてきたのは、明るく、強く振る舞うことです。

 

 

例えるなら、

 

自分が決定的なチャンスを決められずに苦しい展開が続いているにもかかわらず、ボールを要求し続けたり、仲間を鼓舞したりし続けることでこそ勝機が見えてくる感じです。

 

チームメイトの目を気にしたり消極的になったりして余計うまくいかなくなれば、交代させられておしまいです。

 

そんな私の気持ちを妻も理解してくれていたようです。


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今年も明るく、強く生きていきたいと思います。

 

みなさん、明けましておめでとうございます。