ブラックな私 - サッカーおやじの妊活&子育て奮闘記

今日はちょっとブラックな私です。

基本的に、いつも大きな感情の起伏がないと自負していますし、妻からもよくそう言われます。

子育てに関しても正直、たまに感情的になる妻を見て、「落ち着いて」と言うし、思っていました。

けれど、今日初めてその気持ちがわかりました。

昨日の夜、娘をお風呂に入れたときに、ママの元から離れたくなかったらしく、お風呂でずーーーーっっと大声で泣いていました。

いろいろあやしてやっと泣き止んだと思ったら、娘用のポンプ式のボディソープで泡を出して遊び始めました。

しばらく遊ばせていましたが、いつまで経ってもやめてくれず、浴槽にまでボディソープを握りしめて入りました。

さすがに困ると思って取り上げて洗い場に置くと、

「ぎやああぁぁぁーーーーー」

もう勝手にしてくれと思って娘を浴槽から出しますが、興奮しすぎて、すぐ隣にあるボディソープに気づきません。

私がボディソープを指さすと、その存在に気づき、ピタっと泣き止み

「へへへへ」

とまたボディソープで遊び始めました。

風呂ぐらいゆっくり入らせてくれーと思いながらなんとか娘を風呂から上げます。

いつもは浴室で髪の毛と体を拭いてから部屋に解き放ちますが、昨日はちょっと限界と思ってしまい、タオルだけ投げつけて部屋で待つ妻に任せてしまいました。

娘への優しい気持ちや妻への申し訳ない気持ちよりもイライラが勝ってしまいました。

今までこんな気持ちになったことがなかったので、ちょっとショックでした。

私はお風呂を上がったあとしばらくして、ドライヤーを持って娘のところに行きました。

すると、娘が私に抱きついてきました。

私は「ごめんね」と言って娘を抱きしめながらドライヤーをかけてあげました。

娘のおかげで笑顔でおやすみすることができました。

そして今朝、娘と一緒に車で灯油を買いに行き、帰ってきてから朝食の前に娘に手を洗わせようとしました。

しかし、一切洗おうとしません。

ハンドソープから泡を出して見せても首を横に振ってばかりです。

（おまえ、昨日あんだけ泡求めとったやろ！このやろー！！）

なんだかそれからしばらく、私は無気力状態になり、何もやる気が起きませんでした。

食事中も、妻にも娘にも笑顔を見せなければと思いながらも実行できませんでした。

こんな感じはほんとに初めてで、自分でもどうしていいかわかりませんでした。

妻や娘と触れ合ううちに徐々にいつも通りになり、午後からの試合に向かいました。

このとき私は思いました。

おそらく世のお母さま方は毎日のようにこのようなことが起き続け、優しさの大切さをわかっていても、つい汚い言葉を使ってしまったり、手を挙げてしまったりするんだろうなと思いました。

私は妻の入院中に娘とふたりきりの時間をしばらく経験し、子育てをわかったつもりになっていましたが、改めて母親の偉大さを痛感しました。

また、育児ノイローゼになる人の気持ちも少しだけ理解できました。

やはり、母親も父親も人間です。

どちらかが限界を超えてしまう前に助け合うこと、いつも笑顔を絶やさないこと、そしてときには親も完璧じゃないと自分たちが知ることが大切なのかなと思いました。