スマホ育児
スマホ育児とは…
スマートホンやタブレット型端末を育児に利用すること。知育やしつけ用のアプリを親子で利用することのほか、子供に端末を持たせて好きなように遊ばせておくことや、親がスマートホンを操作しながら子守りをする状態などを指すこともある。スマホ子守り。スマホ子育て。
「コトバンク」より引用
目が悪くなる、コミュニケーション力が身に付かなくなるなど、デメリットが多く指摘されています。
一方で、このような意見もあります。
「私が熱出してしんどくて家事や育児が困難なときや、料理中に抱っこ~!って泣きついてくる(夕飯作る時間が一番ぐずる)ときのイライラ回避のためにタブレット渡すと私自身も余裕できて娘に八つ当たりしなくなるし、娘はタブレット触れてハッピー、ママはイライラせずにゆとり持って家事できてハッピー、つまりウィンウィン!
そんな存在です」(某 私の妻)
このように、さまざまなメリットやデメリットがありますが、やはりどの年代の子を持つ親御さんも、動画の見すぎに頭を悩ませている方が多いのではないかと推測します。
私たちの家庭もそうで、まだ2歳にもならない娘がタブレットにかじりついています。
スワイプして動画を選択するのはもちろん、先日は広告のスキップができるようになりました。
そして、今日ついに、朝起きるとおもむろにタブレットを取り出し、自分で電源ボタンを押し、YouTubeのアプリを開き、自分で視聴を始めることができるようになってしまいました。
改めて、子どもの成長には感心させられます。
しかし、感心している場合ではありません。
取り上げたい気持ちを押さえ、どうやって関わったらいいかしばらく考えていました。
妻の奥義
すると、10分ぐらい動画を見たのちに、
なんと、
娘「おしまい」
と言って、自分で電源ボタンを押し、タブレットを床に置きました。
私は誉めようとしましたが、その倍の反応速度と声のトーンで
妻「すごいねー!!
自分でおしまいできたん!!?
かしこーーー!!!」
娘を抱き締めて、首が取れるほど頭をなでます。
これなんだなと思いました。
娘にとっては、動画を見る楽しさよりも妻に誉めてもらったときの喜びが勝ったんだなあと思いました。
今回は初めて、何も言われる前に自分でおしまいできたそうです。
妻はいつも、娘に
「かしこー!」
と言って誉めます。
たまに娘も、私や妻に
「おしまいにできる?」
と言われると、ちょっと悲しそうな顔をして小さな声で、
「かしこ」
と言いながらタブレットを渡してくれます。
いや、渡してくれるときもあります。
片付けの瞬間
当然いつもではないです( ̄▽ ̄;)
対策
現状感じていることをまとめると、こんな感じです。
良くないこと
- 親が隣でスマホばかりいじる→真似をする
- 取り上げる→反発して余計に言うことを聞かなくなる→そのうち人の物を取り上げる子になる
- 怒鳴る→怖がる→そのうち人に怒鳴るようになる
おすすめ
- 「これ見たらおしまいね」「ごはんの時間になったらおしまいできる?」などの約束をする
-
できたら大げさに誉める
- 本を読んであげる
- おもちゃで一緒に遊んであげる
そもそも子どもが動画を見るのは、親の影響です。
親が構ってくれないから、親の真似をしてスマホやタブレットをいじる。
親はやっているのに自分は怒られる。
もしかしたら、怒られていても構ってもらえないよりはマシだと思って、無意識に怒られるために見ている子もいるかもしれません。
そのことをまず親が受け入れることが大切だと思います。
今は、機能やアプリで、使用を制限したりロックをかけたりすることもできます。
それも、子どもを守る1つの方法だとは思いますが、極力コミュニケーションで解決していくことが望ましいと思っています。
「スマホ育児」はときに、親を揶揄する言葉として使われます。
しかし、今の時代、スマホとどうやって付き合っていくかを親が目をそらさずに考え、子どもと一緒に実践していくことが不可欠だと思います。
それこそが「スマホ育児」なのではないでしょうか。
とてもうまくまとまったところで、もしよければ、読んでいただいている皆様のご意見も聞いてみたいです。
「こんな対策してます」
「こうしたら動画ばかり見ないようになりました」
「こんな風に誘導したら、見てほしい動画を好きになってくれました」
など、私たちや他の読者の方にも参考になると思いますので、ぜひコメントお待ちしています!