妻が笑顔になるには…?
夫婦の役割分担
妻が笑顔であることが「楽しい家庭」には不可欠だと思います。
では、どうしたら妻が笑顔になるのか。
私たちの家庭では、私が外で働いて、妻が専業主婦をやってくれています。
まず、この状況をどう捉えるかから始まります。
私は、これを役割分担だと捉えています。
なので、妻が私に「いつも家族のために稼いできてくれてありがとう」と感じるのと同じように私は妻に「いつも子どもの面倒見ながら家事もやってくれてありがとう」と感じています。
楽しい家庭に必要なのはそれだけのような気がします。
うまくいかない原因は…?
一般的には、そうではない家庭も多いようです。
しかし、そのほとんどが夫の自爆のように思います。
例えば、専業主婦の奥さんに対して、
- 「おれが稼いだお金」
- 「お前は働いてないんだから家事ぐらいちゃんとやれ」
- 「晩飯が質素」
- 「子どもの教育ちゃんとしてんのか」
よく見かけるフレーズですが、私にはまったく理解できません。
それでは、奥さんの心は離れ、そんな言葉を発するお父さんのことを子どもが嫌いになるのも当然でしょう。
しかし、主婦に対して誤った認識をしている人が多いこともある程度仕方がないのかなとも思います。
それは、自分がそういう両親を見て育ってきたからです。
特に、今の50歳台以上の親を持つ方の多くは、「稼いでくるお父さんが一番偉い」「お母さんは自分を殺して家族のためだけに生活している」という両親を見てきたのではないかと想像します。
だからそうなるのも仕方ない気もします。
しかし、時代は変わり、夫婦のあり方も多様になっているからこそ、本質を見抜く力が必要だと思います。
妻も夫もひとりの人間として平等だし、逆の立場だったらどうですかってことです。
専業主婦は立派な仕事です。
外で働く男となんの差もなく対等です。
それさえ理解していれば、さっきのフレーズは自然とこう変わります。
- 「キミのおかげでいつも仕事に集中できてるよ」
- 「主婦には休みがないからたまにはゆっくりしてね」
- 「夕飯の献立毎日考えるの大変だよね。明日は外に食べにいこうか」
- 「明日休みだから1日おれが子どもの面倒見るよ。見たいって言ってたあの映画友だちと見ておいで」
ポイント稼ぎのためじゃなくて、心からそう思うことが必要だと思います。
ルーツ
偉そうに語ってきましたが、別に私が偉いわけではなく、私も自分の家庭環境から自然とそうなりました。
詳しくは、後日綴りますが、私は11歳のときに母を亡くしました。
3歳下の弟がいたので、その日から男3人の生活が始まり、成人までの10年以上を父に男手ひとつで育ててもらいました。
父は、休みの日にはたまにカレーを作ってくれましたが、平日の食事は朝も夜も毎日毎日スーパーの惣菜と冷凍食品でした。
なので、私は11歳から結婚するまでの17年間、父のカレー以外の手料理を家で食べたことは一度もありません。
なので、私にとって女性の手料理は、年に1回の誕生日のご馳走以上に特別なものなのです。
そして、家族みんなでの食事や絵に描いたような幸せな家庭に強い憧れを持つようになりました。
それが毎日続くということは、誕生日やお祭りや運動会が毎日やってくるようなものです。
そういう感覚の私には、たまに出来合いのおかずやチンするご飯などを出すときに、妻が
「今日はしんどかったから手抜きでごめん」
と申し訳なさそうに言う意味が始めは理解できませんでした。
妻にとっては、毎日手料理を作って夫を待つことが妻として当然という固定概念があります。
でも、それはしんどいしできないときもある、そんな自分を責めているようでした。
なので、私は妻に提案しました。
「毎日手料理はやめよう」
私もそれが当たり前と思ってしまうようになってはいけないし、娘にもそう思わせたくない。
お惣菜の日も外食の日もあるからこそ、お母さんの手料理の温かさを感じられると思います。
食費がかさむという意見もあると思いますが、微々たるものです。
妻のストレスが溜まり続けるよりよっぽどマシです。
私は幸か不幸か、そういう考え方に親からさせてもらったので、その感覚を忘れてしまわないようにしたいと思います。
ちなみに手抜き飯の一例です。
安売りで1枚200円のピザとコンビニのサラダ
ぜんぜん問題なしです。
余談
本当に余談ですが、私はこのような家庭環境だったため、誕生日やクリスマスなどを家族で祝った記憶もほとんどありません。
そのせいか、記念日などへの関心が極端に低く、いつもいろんな記念日を忘れます。
昨日も弟からのメールで
「今日は兄ちゃんたちの結婚記念日やね」
と言われ、
「やばい( ̄▽ ̄;)
なんか買って帰ろう…」
と思いましたが、そのことも帰り道の途中で忘れてしまい、手ぶらで帰りました。
妻に正直に、
「今日記念日なの忘れてた!」
というと、
「あ、記念日だっけ?!(笑)」
実は妻も記念日系にはほとんど関心がないです。
生い立ち関係ないやん!!
娘の誕生日だけは忘れないようにしたいと思います。