サッカーおやじの妊活&子育て奮闘記

男が家族のためにできること

不妊治療から学ぶこと

 

 

妊婦健診

 

おかげさまで我が家は、妻が臨月に入り、まもなく第二子が誕生すると思います。

 

2人とも不妊治療によって授かった子です。

 

ご存知の方も多いでしょうが、出産が近づくと、週1回の妊婦健診が必要になります。

 

今日はその検診を終えて、妻と会話をしているときに、なるほどと思う会話になりました。

 

ぜひ、多くの人に知ってほしいことだと思い、記事にすることにしました。

 

不妊

 

我が家は、私が乏精子症という不妊症です。

なので、妊娠を希望するときには、専門のクリニックに通い顕微授精によって妊娠を目指します。

 

運良く何度か着床し、今2人目の臨月までたどり着きました。

 

妊娠に成功し、クリニックを卒業すると、妊婦として産婦人科に通うことになります。

 

一般に、最初は月に1回の検診が行われ、少しずつ回数が増えて2週間に1回になり、臨月に近づくと週に1回の検診になります。

 

さて、この徐々に増えていく検診の回数について、みなさんはどう思いますか?

 

私は、今の状況で妻からふとその話をされたときに、

 

「なにも問題ないんじゃない?」

 

と思いました。

 

きっと多くの人がそう感じていると思います。

 

妊娠したら嬉しいけど…

 

私も忘れてしまっていましたが、不妊症の夫婦にとって、治療で授かった子はガラスのような脆い存在です。

 

安定期を迎えるまで気が気じゃないです。

 

特に、不妊症の夫婦の場合、多くはなかなか子どもができずにすがるような気持ちで通ったクリニックでやっとの思いで授かった子です。

 

なおさら、ちょっとでも何かあると不安になります。

 

特に、うまく着床までたどり着かないことが何度かあったり、流産を経験していたりすれば余計にそうです。

不妊治療の場合、自然妊娠に比べて流産の可能性が高いと言われています。

 

なので、妊娠したことはとても嬉しいけれど、安心して過ごせるにはクリニックを卒業したあとも時間がかかります。

 

不安なこと

 

我が家は不妊治療のことを隠していないので、不妊治療仲間も多いです。

特に妻は不妊治療仲間の女性同士で話している中で、みんなが共通して言うことがあると言います。

 

それは、妊娠初期こそ、妊婦健診の回数を増やしてほしいということです。

 

なるほど、と思いました。

 

初期は、月に1回の検診ですが、不妊治療による妊娠の場合、その時期が一番不安な時期と言えます。

そんなときに、気になることがあったとして、次の検診が3週間も4週間も先だと、居てもたってもいられないですよね。

 

人によっては、妊婦マークさえも自然妊娠の人と分けてほしいと感じている人もいるようです。

これは、やっぱり不安が強いからで、「自分からは言い出せないけど、なんかあったら私を助けて!」と周囲の人に言いたい気持ちからだと思います。

 

もちろん、自然妊娠でも不安はたくさんあるでしょう。

それに、不妊治療でも授かることができない人もいる中で贅沢な悩みでもあるかもしれません。

また不妊治療に限らず、もっと辛いことがある人もたくさんいると思います。

 

しかし、私がこの話を聞いて学んだことは、人はだれでも、他人からは想像できないような悩みや不安を持っているかもしれないということです。

 

どんなコミュニケーションにおいても、相手をよく観察したり、相手のことを思いやったりすることで、その気持ちに気づいてあげることができれば、だれかの不安を少しでも解消してあげることができるのかもしれないと思いました。