サッカーおやじの妊活&子育て奮闘記

男が家族のためにできること

不妊治療を始めた理由(後編)

前後編のつもりでしたが、昨日は思わぬ問題作となり、急遽3部作にしました。

完結編です。

 

 

不妊治療を始めるまで

 

前編の例ほどではないですが、私たち夫婦も最初は、子どもはそのうちできるもんだと思っていました。

しかし、結婚して3年経ち、私は薄々自分に問題があるんじゃないかなあと思っていました。

 

 

私だけならどうだったかわかりませんが、妻は子どもができないことでだんだん精神的に不安定になり始め、ちょっとしたことで不安を感じるようになっていました。

 

もともと私の仕事の関係で、まったく知らない土地から結婚生活がスタートしました。

2年経ち、やっと妻にも友だちができ始めたときに、また私の都合で引っ越しすることになりました。

それから1年、いまだにこの地を妻は好きになれていませんでした。

 

そんな状態で子どもができないことも重なり、妻にとっては本当に不安だったと思います。

 

もちろん、好きで結婚してくれたので、私とふたりの生活が嫌だったわけではないと思います。

けれど、当然結婚前や新婚時代のような「ふたりさえいればなにもいらない」みたいな状態ではないし、私の都合で振り回し続けているにもかかわらず、私は仕事でほとんど家にいない。

私の仕事をサポートするためだけに、妻はライフスタイルも友人関係も選択できない。

 

それではいけないと思いました。

せめて、子どもを産ませてあげたい。

そうすれば、家もにぎやかになるし、妻の交友関係も広がる、たまに私とゆっくり過ごす時間も楽しいと感じてもらえる…

 

そう思いました。

 

幸い、近くに全国でも有名な不妊治療のクリニックがあったので、妻はためらっていましたが、私は決めました。

 

私「病院にいこう」

 

妻「ありがとう。」

 

初めてのクリニック

 

 

初診の前に、多少調べてはいましたが、初めてのことなので、なにもわかりません。

準備としては、心とお金。

 

不妊症です。旦那さん、原因はあなたです!」

 

と言われる覚悟を決めます。

 

そして財布には、とりあえず5万円…と。

 

万全の準備でクリニックに向かいます。

 

 

初めは、夫婦それぞれ、妊娠できる身体かどうかの検査でした。

 

妻…まったく異常なし!

 

私…めちゃめちゃ異常Σ( ̄□ ̄|||)

 

先生「原因ははっきりはわかんないんだけどね、自然に妊娠するのはまず無理ですね。」

 

一般的には、1回の射精で1憶~3憶の精子が放出されます。

妊娠に最低限必要な数は1500万です。

 

私は…

 

420万!!

 

…そりゃ3年経ってもできないわけですね。

 

 

もっと早く検査すればよかったという気持ちよりも、はっきりわかってスッキリしたというのが正直な感想でした。

 

これから治療していけばいいんだと思いました。

 

それにしても、億と百万って…

 

同じ人間なのにそんなに違うんだな。。。

 

多少のショックを受けている中、妻と一緒に食べたビスコに衝撃の表記が…

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乳酸菌でも1憶か…

 

もうひとつの衝撃

 

少々心の揺らぎがありましたが…

 

落ち着いて、お会計です。

 

 

受付の人「今回8万円になります。」

 

(えっ…!!?)

 

(はっ、はっ、はちまんっっ!!?)

 

 

「受精卵の移植の際には40万円前払いになりますので、ご準備をお願いいたします。」

 

 

 

かしこまりました*1

 

最後に

 

いろいろありましたが、夫婦で病院に行って本当に良かったです。

 

保険が使えないため、不妊治療にはお金がかかりますが、検査だけなら私たちよりはずいぶん安く済むはずです。

 

また、安価に男性不妊のチェックをするだけなら、自宅でも可能です。

こういったものを試してみて、不安な数値が出たら病院へ、というのもアリだと思います。

 

 

ひとりでも多くの妊娠を望む方の元に赤ちゃんがきてくれますように!!

 

*1:+_+