アイスクリーム事件再び
あのアイスクリーム屋へ
1か月ほど前に世紀の大事件が起こりました(大げさ)。
再び、同じアイスクリーム屋に行きました。
以前と同じ、何種類も選べるボリューミーなセットにして私と妻と娘、それぞれ好きな味を全部で6種類選びました。
前回の件から一度そのお店を利用しましたが、その際には特に問題はなかったので、また利用しました。
つまり、2週間に1回です。
アイス食べ過ぎ。
今回は、これまでになかった確認作業が追加されていて、アイスを詰めたあとにフタをしてドライアイスも載せて、渡してもらう際に、「これが何味で…」と1つずつ確認してくれました。
そして、意気揚々と帰宅。
すると、娘が寝てしまったので、ひとまずアイスは冷凍庫に入れて、1時間ほど過ごしました。
私も妻もそろそろ我慢も限界という頃に娘が目覚め、みんなで食べることにしました。
事件、再び
箱からドライアイスを取り除き、アイスクリームを取り出した妻が、
「何これ!!?」
なんと、同じ味が2つ。
つまり、6種類頼んだのに、5種類しか入っていませんでした。
私は、そのぐらい…と思いましたが、妻の顔をチラッと見ると、この世の終わりのような表情をしています。
大げさだなと思いましたが、入っていなかったのは、唯一妻が食べたかった味だったのです。
我ながら、我が妻はとても控えめで、何事にも強いこだわりなどほとんどなく、私や娘に何でも合わせてくれます。
そんな妻のわずかなこだわりの1つが、このアイスです。
いちごのショートケーキのような味で、毎回必ずこの味はファーストチョイスになります。
それだけがないという運の悪さ。
本気で泣きそうな妻。
最近娘の機嫌も悪く、私は仕事で忙しかったので、1週間ストレスを抱え続けた妻の束の間の休息が、一瞬にして奪われたということです。
しかも今回は、中身の確認作業があったのでこちらも文句は言えないし、雨も降ってるし、今さらもう1回行く気にもなれない、横で私は早く食べようと言い、娘はすでに口を汚して食べ始めているという、妻にとっては八方塞がり、四面楚歌。
ちなみに、確認作業をしたのに間違えに気付かなかったのは、上にドライアイスが乗っていたのと、まさか間違ってるとは思っていなかったという2つの敗因があると思います。
解決
私は、何とか妻をなだめて、「みんなで食べることが幸せだ!」などとホザきながら娘に話しかけたり、紅茶を淹れたり、楽しくアイスを食べるように振る舞いました。
そして、ダメもとで同じお店が近くにないか調べると…
あった!!!
しかも奇跡的にいつもの店舗より若干近くに!!
慌てて妻にご報告!!!
すると、妻は
「今回は、もうこれからはこっちのお店に変えろっていうメッセージかな」
と、奇跡の一言。
私は、地面に着くぐらい胸を撫で下ろし、何とか楽しいアイスクリームタイムになりました。