家族
副島淳さん
家族を探す番組を見ました。
離ればなれになった息子を探す母親や、自分を捨てた母親を探す娘の話など、それぞれにさまざまな事情やドラマがありました。
中でも一番衝撃的だったのは、タレントの副島淳さんが父親を探す話です。
結果的に、バスケットボール元日本代表の高橋マイケルさんと実の異母兄弟だったことが判明するという衝撃的な結末でした。
そこももちろんびっくりしましたが、私が胸を締め付けられたのは、少年時代の経験でした。
ただでさえ、黒人とのハーフというだけで、日本では多くの人が幼少期にいじめに遭うなどの辛い経験をしています。
副島さんの場合はそれに加えて、自分にはみんなにはいる父親という存在がいないこと、そして、そのことを母親に気を遣って聞けなかったことなど、本当に凡人には想像することすらできない苦しみを味わってきたんだと思います。
そして、その話の中でも私が涙を堪えられなかったのは、父親の名前や顔がやっとわかったときに、その人はもう亡くなっていると聞かされていたことです。
高橋マイケルさんとの兄弟説に話題は持っていかれてサラッと流れましたが、何十年もモヤモヤしながらやっと探す決心をして、たどり着いたと思ったら、亡くなっていたんです。
文句の一つも言えないし、やるせない気持ちだと思います。
また、お母さんの気持ちを考えるとさらに胸が痛くなりました。
もう一つ、高橋さんから父親の写真を見せてもらって、昔のエピソードを聞いたときの反応にも胸を締め付けられました。
「羨ましい。」
はなわさん
そして、今日たまたまYouTubeを見ていたら、はなわさんの「お義父さん」という曲にたどり着きました。
聞いたことはありましたが、改めて涙を流さずにはいられませんでした。
知らない人はぜひ一回聞いてください。
家族には、それぞれさまざまな事情があって、どうしても離ればなれにならなければいけなかった人もいるでしょう。
私も11歳で母親と死別して、その後の人生はけっこう大変でした。
詳しくはコチラから見てやってください。
なので、父親がいて、母親がいて、子供がいて、普通に生活している、ということがどんなに奇跡的で儚いことなのか知っているはずです。
親の仕事や子供の学校などでのトラブルや悩み、家庭内のいざこざなど、いろんなことがいろんな人にあるでしょうが、家族が健康で毎日楽しく暮らすことが一番幸せなことだと改めて感じました。