母の日
ある姉妹の家族の話
今日は母の日でした。
小学校3年生の妹は、母の日のことなど特に意識したことはなかったけれど、友達がみんなお母さんに贈り物をするというのを聞いて、自分も日頃の感謝を伝えることにしました。
お小遣いをかき集めてやっとこさ250円。
これじゃ何も買えないなと思いながら、お店でかわいいハンカチを買いました。
お店の人にすすめてもらって、お母さんに感謝の手紙も書きました。
お姉ちゃんが用意した贈り物は1,500円。
私とは桁が違う…
中身はすでに包装されていて、お互いに中身は見ていません。
そして、感謝の気持ちを込めてお姉ちゃんと一緒にごはんも作りました。
お母さんはとても喜び、娘たちからの贈り物を開けます。
妹が買ったハンカチをお母さんが開けたとき、ふとお姉ちゃんが一言。
「それ、同じのお母さん持ってる」
お姉ちゃんとお母さんは、ハッとしましたが、妹は泣きながら自分の部屋に走っていってしまいました。
お母さんは、泣いている妹にの元へ行き、ハンカチを差し出します。
贈り物と同じ柄のハンカチでした。
「これあげる。私にはあなたからもらったハンカチがあるから。」
妹は、そのハンカチで涙を拭いながら、ほんのりお母さんのお化粧の香りを感じていました。
このお話は…
見た人は気づいたでしょうが、今日のちびまる子ちゃんのお話です。
とても素敵なお話だと思いました。
思わず言ってしまったお姉ちゃんは責められないし、まる子の気持ちも想像できる。
お母さんの機転も素晴らしかったです。
要は、どんなものかやその金額じゃなく、相手を想う気持ちやそこからくる行動の結果が形として表れたもののひとつが贈り物であるというだけのことなんだと思いました。
さて、我が家はというと、娘とふたりでドライブに行くことで妻にひとりのゆっくりした時間を、ドライブの帰りにコンビニで買ったケーキとプリンを、そしてそれをみんなで食べる楽しい時間をプレゼントしました。
お金もかかってないし、質素なものですが、喜んでもらえたんじゃないかなぁと思っています(^-^)