新しい生活様式
日常の変化
現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、異例のことがたくさん起きています。
仕事では、Web会議が当たり前になり、会社にいることよりもタスクが進んでいるかが重要になりました。
スポーツ活動では、部分的に行えているチームなどはとにかく安全に配慮して行い、無理して来なくていいということになっています。
家にいる時間が増え、家族のコミュニケーションが増えました。
時間に余裕ができ、新しいことや今までやっていなかったことをやるようになりました。
よく、「日常を取り戻す」というワードを聞きますが、コロナが終息したとして、新しいワークライフバランスを知ってしまった私たちは以前の日常を取り戻せるでしょうか?
日常を取り戻す
数日や数週間ならいざ知らず、5月末で3ヶ月です。
最初は、特別なことだったかもしれませんが、今はもうそれが日常になってしまっています。
あるテレビ番組でタレントさんがリモートで言い合っていました。
「仕事が激減したけど、体調が良くなった。」
「いかに無理してたかがわかった。もうたぶん戻れない(笑)」
まさにそうだと思います。
「日常を取り戻す」という表現はもはやちょっとずれていて、「新たな日常をみんなで作っていく」ということなんだと思います。
今まで当たり前だったことが、「これ必要ないよね」とか「おかしいよね」って感じるようになるんだと思います。
だから今までの価値観はある意味忘れて、いろんなことを固定観念なしで考えないと、生き残っていけなくなるんだと思います。
進むべき道
なので、おそらく一番難しいのは、従業員の多くは新しい価値観を受け入れようとしているのに、上層にいる数名の偉い人がそれを拒絶している会社でどう働くか、だと思います。
web会議に参加するために会社に行っている人は要注意だと思います。
多くの仕事は会社にいなくてもできること、会社にいる時間が短ければ仕事以外の大切なことに時間を使えることを、私たちは知ってしまいました。
会社にしか居場所がない偉い人を否定せずに、やるべきことはしっかりやって認めてもらいながら働き方を変えていく。
組織って大変ですが、組織に守ってもらっているならばその恩恵を受けるには必要なことでしょうし、組織に守ってもらう必要がなければこれを機に辞めてしまえばいいと思います。
この危機を乗り越えた先に、公私ともに充実した幸せな人が増える日本になることを願っています。