サッカーおやじの妊活&子育て奮闘記

男が家族のためにできること

いつ何を学ぶべきか?

サッカーの話から入っていきたいと思います。

 

 

 

プロの真似をするべきか?

 

Jリーグや海外サッカーなど、大人がプレーしているトップレベルのサッカーがテレビなどで放映されます。

子どもはそれを観て憧れ、あんな風になりたいと思う。

大人はそれを観て学び、自分のチームや子どもに生かそうとする。

 

では、大人のサッカーを子どもがそのまま真似することは可能でしょうか?

 

子どもがメッシのドリブルを真似したり、ロナウドのゴールパフォーマンスを真似したりするのはいいと思います。

 

しかし、中学生のチームの指導者がマンチェスターシティの戦術を取り入れようとしたり、小学生の保護者が本田圭佑の自主トレの映像を分析して我が子にやらせたりするとどうなるでしょうか?

 

スポーツでも勉強でも、習熟過程には順序があり、成長の段階に合わせて取り組まなければ、消化不良や怪我、バーンアウトにも繋がりかねません。

 

子どもは子どもらしく

 

この表現だと、稚拙な感じもしますが、例えばです。

 

小学校1年生の教室で、クラスみんなで歌を歌うとどうなりますか?

 

きっと、みんな元気いっぱい笑顔で歌います。

 

先生も良くできましたと誉めることでしょう。

 

では、6年生の教室で同じようにクラスで歌うとどうなりますか?

 

大抵の場合は、みんな小さな声で真顔で歌うでしょう。

先生は言います。

 

「声が小さい!」

「もっと笑顔で!」

 

この6年間で何が起きているのでしょうか?

子どもの成長が退化しているのでしょうか?

 

「あの頃はあんなに可愛かったのに何でこうなってしまうの?」

 

と思っては、子どもが可哀想です。

 

私は、このような現象は子どもが順調に成長している証だと思います。

 

この子たちに

 

「1年生はあんなに元気なのに!」

 

と言っても、

 

「子ども扱いすんな」

 

と思うだけです。

まさにその通りで、1年生と6年生は違うんです。

大人がそれを認めてあげることがコミュニケーションの第一歩だと思います。

 

 

子育てにおいては…?

 

子育てにおいては、さらに細かく刻んで考える必要があると思います。

 

例えば、イヤイヤ期の子どもに、親の言うことをちゃんと聞きなさいといくら教えてもムダでしょう。

 

大声で怒鳴っても、叩いても、親の思い通りにはなりません。

むしろ逆効果です。

 

では、どうすればよいか?

 

イヤイヤ期は自己主張期です。

気が済むまで好きにやらせればいいんです。

例えば、ごはんを食べさせようとしても「イヤ!」という。

私のテッパンは、子どものごはんを大きな口で食べようとします。

そうすると、「イヤ!」と言って食べてくれます。

任務完了です。

それでもダメなら諦めます。

それが昼食なら、夕食はお腹がすいていっぱい食べるでしょう。

 

自分からすすんで好き嫌いせずに何でも食べるのなんて、幼稚園に行きだしてからでいいでしょう。

 

また、多感な中学2年生ぐらいもそうです。

 

その頃は、大人の理屈は関係なく、とにかく親の言う通りにするのがイヤなんです。

 

子どもが言うことを聞かないのは、その子が悪い子なんじゃなくて、順調にそういう時期を通過しているだけです。

 

安心してください。

 

成長してますよ!

 

中学生でマンチェスターシティを目指すことの何が問題か?

 

サッカーに話を戻します。

 

中学生は、まず成長に大きな個人差があります。

そして、急激に身長が伸びる子は一時的にパフォーマンスが落ちます。

精神的にも不安定になる時期です。

 

そんな時期に、難解な戦術練習を必要とするサッカーをさせると子どもたちがどうなるか、想像すればわかりますよね。

 

第二次性徴の前段階の子は、まだ遠くまで蹴ることもできないので、局面にフォーカスしたトレーニングが望ましいでしょう。

サッカーなら3対3や4対4の中でグループ戦術を習得するなどですね。

また、フィジカル的には細かい動きが身に付きやすいので、試合で必要なステップワークはこの時期に身につけたいですね。

 

では、身長が急激に伸び始めたり、声変わりし始めたらどうでしょう。

新しいことよりもこれまでのプレーをより強く、早く、長くできるようにすることに適しているでしょう。

フィジカル的には心肺機能が伸びる時期です。

レーニングでは、あまりいろいろ言わずにたくさんゲームをすることが望ましいと思います。

 

身長の伸びが止まり、からだつきも大人っぽくなってきたら、筋トレ開始です。

パワーをつけましょう。

また、この時期には精神的にも安定してくるので、戦術的な難易度も上げていけるでしょう。

 

このようなベースがあって初めて、17歳ぐらいからマンチェスターシティを目指せると言えるでしょう。

 

 

0歳から18歳ぐらいまで、子どもはさまざまな能力がさまざまなタイミングでバラバラに成長します。

 

大人とは違うことをわかってあげた上で、今を全力で生きている子どもを認めてあげましょう。

 

 

最後に、まっっったく関係ないですが、今日寄ったドラッグストアのレシートです!

なんかいいことありそう(^o^)/


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