サッカーおやじの妊活&子育て奮闘記

男が家族のためにできること

ブランコ事件(前編)

 

 

2つのブランコ

 

娘を連れて公園に行きました。

公園では、ブランコに娘より半年ぐらい上かなというぐらいの男の子が乗っていて横にはお父さんがいました。

うちの娘は2歳半手前なので、その子は3歳になるかならないかぐらいだろうと思います。

 

ブランコは2つあるので、1つ空いていました。

 

娘もブランコに乗りたいと言うので乗せました。

 

ブランコの乗り方

 

娘はブランコを漕ぐという動作をほとんどやったことがなく、やるつもりもなく、私が押して本人は乗っているだけという感じです。

揺れが小さくなれば、大きくしろと要求してきます。

 

一方、隣の男の子は、お父さんに「押して」と言っていましたが、お父さんは「自分でこぎなさい」と言って、押すことはありません。

かわりに、「伸ばして、曲げて」とこぎ方を教えていました。

 

親のアプローチとして、どう感じますか?

 

私の考えは、まずできるようになる前に、楽しいと思うことが大切だと思っています。

ブランコに乗るのが楽しいと思えば、どうやったらこげるか自分で考えたり、人の動きを見てなんとなく覚えていったりすると思います。

遊びは教えるものではないような感じかなと思います。

 

一方で、お隣のお父さんのように、なにごとも自分でできるようになるために、必要以上に手をかさずに、やり方だけ教えるのもひとつだと思います。

 

きっと、年齢やそのときの機嫌やどのくらいその遊びに興味があるかなど、さまざまな要素で答えも変わると思います。

 

なので、ここまでは別に特に何もないんです。

 

迫る危険

 

状況を整理すると、2つのブランコに男の子とうちの娘がそれぞれ乗っていて、それぞれの外側でお父さんが見ています。

つまり、並びとしては、私、娘、男の子、男の子のお父さん、という感じです。

 

なので、私には男の子の様子も見えるし、男の子のお父さんにはうちの娘の様子も見えるという状況でした。

 

やがて男の子は、ブランコに飽きたのか、ブランコから降りて、その場に立っていました。

娘のブランコとの距離も近かったので、ちょっと気にはなっていました。

娘のブランコは、先ほどまで私が押していたので、結構な勢いで揺れていました。

 

すると、男の子は娘の方へ歩きだし、娘が前に揺れている間に娘の後ろに入りそうになりました。

完全にこのままでは娘の背中にぶつかります。

 

お父さんも気づきましたが、ちょっと距離があったので、とっさに止めることはできず、私は「危ないよ!」と言って手を伸ばし、その子と娘のブランコを押さえました。

結果、ぶつかることはありませんでした。

 

お父さんは特に何も言ってきませんでした。

 

私はちょっと違和感を感じていました。

 

「こっちは悪くないよな?」

「むしろ、危なかったのはあっちの子で、ぶつかる危険を回避したのはおれだよな?」

「子ども同士のことだから親が口出すことじゃないっていうレベルのことでもないよな?」

「ふつう、一言すみませんって言うよな?」

 

と、ちょっともやもやしていました。

 

やがて、その親子は、ブランコを離れていきました。

 

私は府に落ちない気持ちでしたが、まあいっか、忘れようと思いました。

 

しかし、数分後、事件は起こります。

 

明日へ続く。