2日連続遅刻すんな!
今日も遅刻したら?
昨日は、教育論のきれいな部分を書いた感じですが、実際には、昨日のような対応をしたところで、二度と遅刻しなくなるということはなかなかないでしょう。
それどころか、
- 昨日遅刻した子はちゃんと来たけど今度は別の子が遅刻した!
- 気がつけばいつもだれかしら遅刻してくる!
みたいなことにもなり得ます。
なので、実際には、みんなに緊張感を与えたり、説教くさいアプローチをしたりすることも必要だと思います。
しかし、そのときもやはり、子どもの気持ちを考えて、ひと工夫入れたいものです。
実践!
次の日に同じ子が遅刻した場合も違う子が遅刻した場合も基本的には同じです。
まずは理由を聞いて、みんなに話します。
このときは、どちらかというと、言い訳に近い内容は論破しておきます。
例えば、電車の遅延や、途中で自転車が壊れたなど。
そういうことも考えてもっと余裕を持って家を出ることはできなかったか?
そのときに、遅れそうだと連絡できなかったか?
など。
例外は、道に倒れているお婆さんを病院に連れていっていた、というたぐい。
このときは誉めてあげます。
もし、嘘かもしれなくても、信じて誉めてあげます。
嘘だった場合は本人が罪悪感を感じて、今後変化してくれるかもしれません。
話を戻します。
論破したら、みんなに問いかけます。
「手を挙げなくていいから自分で考えてみてくれ。
昨日、遅刻した人が怒られなくて、『遅刻しても大丈夫なんだ』と思ったか?
もしそうだとしたら、どうだろう。
時間どおりに来ていた人は、どう思っていた?
心配したり、怒ったりしていなかったか?
チームメイトにそう思わせていたとしたら、それはコーチに怒られても怒られなくても、良くないことなんじゃないかな。
人から怒られないことはすべてOKなんだとしたら、怒ってくれる人がいない環境では自分で善悪の判断がつけられない人になってしまうよ。
私は怒らなかった。
でも、チームメイトは見ているし、自分自身も分かっているはずだ。
また明日からのみんなに期待しているよ。」
もちろん、年代やその場にいる子たちに合わせて、表現は変わると思いますが、内容は変わりません。
年に何回か、そうやって基準を作っていくと、子どもたちはみんな分かってくれるようになっていくと思います。
あ、もちろん、ちょっと前までの私のやり方が今日のタイトルです(笑)