遅刻すんな!
遅刻者に対して
例えば、ある子どもが練習に遅刻してきたとします。
あなたが指導者ならどうしますか?
私なら、まずは「どうした?」と聞きます。
もちろん、どんな理由があっても遅刻は良くないことです。
そのことを子どもたちに教えなくてはいけない。
それはそうだと思います。
しかし、それは最終的に、次のステージに行くときや大人になったときに分かってくれていればいいことで、それまでの間は成長期間です。
成長の途中でパフォーマンスが上がらないことがあるのはプレーだけのことではないと思います。
なので、まず理由を聞いて本人の口からしゃべらせます。
頭ごなしに怒るのは良くないという理由で、ここまでは同じ考えの人も多いのではないかと思います。
理由は?
では、理由が寝坊だったらどうでしょう。
多くの人がここで叱ったり、説教したりするのではないでしょうか。
もちろん、悪いとは思いません。
悪びれる様子がないときなどは、強く言って気づかせなければならないと思います。
しかし、「やってしまった」と本人が感じている場合(ほとんどがそうだと思いますが)、そんなときは私は何も言いません。
「どうした?」
「すみません。寝坊してしまいました。」
「そうか。わかった。」
以上です。
その後の罰などもありません。
それじゃあ、時間守らなくてもいいと思ってしまう!
言うこと聞かなくなる!
そんなことはないです。
子どもたちはみんな学校でも家でも、時間は守りなさいと教えられています。
守らないといけないことはわかっているんです。
だから、子どもを信じて何も言わない。
それで大丈夫です。
その次が大事
重要なのは次の日(次の活動日)です。
そこでもし、その子が時間どおりに来たり、早く来たりしたとしたらチャンスです。
「今日は早いな!どうした?なんか工夫した?」
と聞きます。
できればみんなの前で。
きっとその子は、喜んで話してくれるでしょう。
早く寝たとか目覚ましを2個にしたとか。
それを認めてあげればOKです。
もう遅刻はしなくなるでしょう。
またしたときは同じことを繰り返すのみです。
我慢強く変化を見守るのが、育成や子育てだとしたら、その例のひとつだと思います。
まあ、偉そうなこと言ってますが、ちょっと前までの私のやり方が今日のタイトルです(笑)