9月から年度が始まったらサッカー界はどうなるのか?①
今日は9月入学について、サッカーの観点から考えてみたいと思います。
他の競技にも当てはまるところもあると思います。
Jリーグ
サッカーのシーズンを9月からにすれば、真夏をオフシーズンにできます。
また、世界のスタンダードと合わせられるため、海外挑戦や外国人の獲得などの国際移籍がスムーズになるという理由です。
しかし、新卒選手の合流の難しさや降雪地域のクラブがホームゲームを開催できないなどの理由から頓挫していました。
それがここに来て一気に現実味を帯びてきたということになります。
9月から1年が始まるとなれば、今年のすべての試合を消化できる可能性が高まるし、学校も9月から新年度になればほぼすべての問題が解決してしまいます。
実際、今も問題が無いわけではなく、Jクラブの年度は2月に始まります。
選手やスタッフの契約も多くは2月~1月の1年間ですし、会社としての年度末も1月のはずです。
なので、現状でも4月始まりの社会と少しずれています。
高卒や大卒選手のシーズン合流が遅れたり、クラブ(会社)の決算は終わっているのにまだ育成年代では前の年度の大会が終わっていないなどいろいろと問題があります。
その辺りが解決することになります。
中高生の大会は?
育成年代では、夏に名物の大会があります。
高校総体、全中、クラブユースなどです。
その予選が春にあり、一般受験を目指す子たちは、この大会で負けた時点で引退となります。
だから、これらの大会ができなくなっていることが、今、ニュースになっているんですね。
次に冬です。
より競技性高く取り組んでいる子たちはこの大会や秋にある予選を最後に引退します。
この2つの時期がもともとメインで、ここ10年、Jリーグと同じ時期でのリーグ戦が浸透してきました。
さらに、唯一大きな大会のない年明けには、新人戦(1,2年生の大会)があります。
試合ばっかり?
ここで感じる人もいるのではないでしょうか?
試合多すぎ。
そうなんです。
各大会で全国大会や地域大会まで出場し、年間のリーグ戦にも出続けると、一年間ずーーっと公式戦をやっていることになります。
一方で、夏も冬も予選で早々と負けて、リーグ戦にも参加していないチームはほとんど公式戦の機会はありません。
この辺りは現状の大きな問題点と言えるでしょう。
9月入学になったときにこのスケジュールをどう変えられるか、明日考えてみたいと思います。