サッカーおやじの妊活&子育て奮闘記

男が家族のためにできること

人の気持ちを考える?

2日間指導者や保護者の目線でチームでの教育について綴ってきました。

今日は、人の気持ちを考えるということについて考えてみたいと思います。 

 

 

 

人の気持ちを考えられる人になってほしい

 

昨日までのテーマ同様、多くの人が子どもに望むことだと思います。

 

「相手の気持ちを考えなさい」

「相手の立場に立ってみなさい」

 

 

 

親や先生、指導者なら何度も口にしたことがある言葉だと思います。

 

では、その言葉を口にした大人のうち何人が、子どもに対して、

 

「相手の気持ちを考えられるようになったなあ」

 

と感じているでしょうか。

おそらく、かなり少ないのではないかと思います。

 

性格のいい美人はなぜ少ないのか? 

 

 

 

ぜんぜん関係ない話をします。 

きれいな人に

 

男「きれいですね」

 

というと、かなりの確率で

 

美人「そんなことないです」

 

と言います。

そのとき、聞いている人の多くは、

 

(そんなことないって思ってないだろ)

(絶対自分がきれいってわかってるよ)

 

と思います。

ひどいときは、そのことを陰で話したり、直接言ったりします。 

 

また、

 

男「モテるでしょ」 

 

美人「モテないです」

 

男「いやいや、絶対モテてるよ!」

 

美人「ほんとにモテないんです!」

 

この会話は私も100回ぐらいしたり、聞いたりしてきました。

 

こんなやりとりのあと、人は思います。

 

「美人は調子に乗ってる」

「性格が悪い」

 

 

では、美人な人の気持ちになって考えてみたことはありますか?

 

おそらくほとんどの男性はないでしょう。

 

もしかすると、 自分は美人でないという認識の女性も「美人は悩みがなくていいな」と感じてきたかもしれません。

 

 

 

そこで私は、自分が美人な女性だったら、と想像してみました。

 

 

とりあえずいい男は簡単にゲットできる、いつもチヤホヤされる、最高やん!

 

と、初めは思いました。

 

しかし、です。

 

先ほどの会話は私でも100回経験してるとしたら、当事者は1,000回ぐらい経験しているでしょう。

 

そして、「きれいですね」と言われて、

否定すれば、「ほんとはきれいと思ってるくせに」と言われ、

ましてや肯定すれば、「認めるんかい!」と思われます。

 

どう答えても地獄。

 

また、「モテない」というのはおそらく本当です。

美人には、下心満載の男が集まります。

なので、騙されたり、裏切られたりするうちに、だれを信じていいかわからなくなるんだと思います。

 

そういう人にとってモテるとは、「本当に自分の内面も含めて見てくれて愛してくれる人」がいることです。

そんな人を探しているうちに表情が曇り、キツいという印象を与え、本当にモテなくなっていくんだと思います。

 

さらに、先ほどの会話にはもうひとつ問題があります。

 

 

美人にモテるでしょ、と聞いている男には、その横で「自分には聞かれない」と感じている他の女性のことはまったく見えていないということです。

 

失礼な話です。

 

つまり、この会話、どういう展開になってもだれひとり得をしない会話となっています。

 

そんなことも考えずに「モテるでしょ」と聞くあなた(私)は、人の気持ちを考えることなんてまったくできていないということです。 

 

子どもと触れ合うということ

 

これは、サッカーの現場でも言えることです。

大人にとっては大したことなくても子どもにとっては大きな悩みもあるでしょう。

 

それを指導者が

 

「へたくそ!なんでそんな簡単なこともできないんだ!」

 

と言われても、子どもは

 

「こっちが聞きたいよ。教えてくれよ。」 

 

と思うでしょうし、

 

保護者同士で、

 

「あの子は上手くていいね」

 

と言っていても、実はその子やその子の親は、ただみんなと仲良くサッカーしたいだけなのに、孤独を感じて寂しい思いをしているかもしれません。

 

相手の立場に立つことは、本当に難しいことだと思います。

自分と人は、生きてきた時代も、受けた教育も、容姿も、感じてきたことも、何もかも違うからです。

 

私はいつも、なるべく、子どもたちひとりひとりの表情に目を向け、想像します。

暗い顔の日は、学校で友達とケンカしているかもしれません。

何日も表情が冴えない子は、家庭に問題がある場合もあります。

 

そんなときに、ミスをして

 

「そんなんじゃだめだ!」

 

と言われるか

 

「どうした、おまえらしくないぞ。

なんかあったか?」

 

と言われるかで、この子のサッカー人生さえ変わるかもしれません。

 

日々、子どもの気持ちを考えてピッチに立っているつもりですが、それでも気づけなかったり、見逃してしまったりすることもあります。

 

人の気持ちを考える

 

まとめると、美人が性格が悪いのは、あなたがそう思っているからです。

 

同様に、子どもが人の気持ちを考えられないのは、あなたが子どもの気持ちを考えてあげられていないからです。

 

相手は、自分を映す鏡だということだと思います。

 

私も肝に命じたいと思います。

 

今まで傷つけてきた美人な人、美人じゃない人、ごめんなさい!!