サッカーおやじの妊活&子育て奮闘記

男が家族のためにできること

チームの方針と親の方針が違ったら…?

今日の記事はサッカー少年(サッカーにも少年にも限らないと思いますが)を持つ親御さんの悩みの解決に繋がればと思います。

幼稚園選びや塾などにも当てはまることかと思います。

 

 

 

どうやってチームを選ぶか

 

ここがいきなり一番大事です!

  • 本人がやりたいと言ったのか、親がやらせたいのか
  • 本人の行きたいチームなのか
  • 親が行かせたいチームの場合は何が理由なのか(近いから、月謝が安いから、指導方針が家庭と同じだから、etc.)
  • 目的はなんなのか(友だちと一緒にやりたい、強いチームでやりたい、プロになりたい、教育の一環として、etc.)

ここが曖昧だと様々なトラブルが起こります。

じっくり親と子どもで話し合い、チームの説明会に出たり、入団前に質問をしたりしておきましょう。

 

例えば…

 

 

息子は8歳、友だちの影響でサッカーがしたいと言い始めました。

お父さんは学生時代サッカーで全国大会に出場した経験があります。

お母さんも当時からお父さんの試合をよく観に行っていたし、ふたりでサッカー観戦もするほどなので、サッカーには詳しい両親です。

家庭では、好きなことを何でもやらせて、うまくいけば誉めて、のびのびと育てています。

両親は、近くて自分で通えるし月謝も安い、友だちもいて本人がやりたいと言うならと、息子を入団させることにしました。

 

息子は喜び、毎日学校から帰るなり、ランドセルを放り投げて、楽しそうに近くの市民グラウンドに向かいます。

 

しかし、3か月が経ったころから、息子の様子がおかしいことに気がつきます。

 

「どうした?」

 

と聞いてもはっきり答えない息子。

心配になり、こっそり練習を見に行きました。

 

そこにはこんな光景がありした。

ミスをする息子。

すると、

 

コーチ「なにやってんだ!へたくそ!」

 

しかし、サッカーに詳しい両親にしてみれば、よく考えてプレーしていて、結果的にミスにはなったけれど、いいプレーだと感じました。

どうやらコーチにサッカー経験はほとんどなく、両親から見てもコーチとしての能力も低いように映りました。

 

息子は怒られたくないからなのか、ボールにぜんぜん関わろうとしません。

すると、

 

コーチ「おい!やる気ないのか!ちゃんとやれ!」

 

その日、息子はずっと怒られていました。

 

案の定、息子はうなだれて帰ってきたので、父親が尋ねます。

 

「サッカー楽しくないのか?」

 

息子「うん。」

 

あなたが親ならどうしますか?

  1. 「頑張れ。大人になってもよくあることだ。」と励ます
  2. 「自分で始めたことは自分でやり通しなさい。」と叱咤する
  3. 「お前が好きで始めたことだ。続けるにしてもやめるにしても自分で決めろ。」と委ねる
  4. 「お父さんから見たらお前のプレーは悪くなかったぞ。気にせずその調子でやれ。」と誉める
  5. 「あそこはもっとこうした方がよかったな。」とアドバイスする
  6. 「あのコーチは良くないからチームを変えよう。」と持ちかける
  7. 「どういうつもりであのような指導をされているのでしょうか」とコーチに電話する

 

選択肢はいろいろとあると思います。

ここに挙げたこと以外にもたくさんあるでしょう。

 

私の答えは、

 

正解は、チームをどう選んだかによって違う

 

です。

 

思い出してみてください。

この子がこのチームに入ったのは、友だちがやっているサッカーを友だちと一緒にやりたいと思ったからです。

両親も、家からの距離と会費を決め手にしています。

 

だとしたら、6.7. は選択肢になりえません。

また、4.5. もサッカーを知っている親ほど、我慢した方がいいと思います。

会費を払って子どもを預けているのなら、良し悪しの判断はチームやコーチに委ねるべきです。

親とコーチのどちらがサッカーに詳しいかは関係ありません。

チームにはチームの方針があり、そこに親が口を出すと、子どもが困ってしまったり、逆に、子どもが困ったらすぐに親に頼るようになってしまいます。

 

家庭とチームの方針が違う場合はどうしたらいいか?

 

先にそこを合わせることができれば親も子どももストレスは少ないと思います。

どんな方針のチームなのか確認し、一度親子で練習を見に行くのもよいかと思います。

私立中学受験などはこういった理由の方も多いでしょう。

 

ただ、今回のように子どもの要望に親が応えてチーム(他の習い事も同様)を決める場合には、家庭の方針と違う接し方を大人(コーチや先生)がすることになります。

 

そのときには、コーチや先生を親が否定したり、直接意見したりするのではなく、子どもとの対話の材料にすればよいと思います。

 

「おれはこういう考え方でお前を育ててきた。

でも、組織にはそれぞれのやり方があるんだ。すべての学校やチームがうちの家庭と同じ考え方なわけじゃない。

だからこうやって、いろんな大人に触れながら、自分はどんな大人になりたいか考えていけばいいんだ。

お前はどうしたい?」

 

私が先ほどのお父さんならこんな感じです。

 

 

明日は、違うパターンの例を考えてみたいと思います。